あなたの手の内にあるスイッチ
こんにちは。
お盆はいかがお過ごしでしたか?
今日はちょっと不思議な話をします。
刹那のスイッチ
ある不思議なコンサルタントに
お会いしたことがあります。
未来を読み解くことができるコンサルタントです。
ある意味、コンサルタントの仕事というのは、
未来を読み解いていくようなものかもしれません。
彼は、直観で未来のことがわかるので、
その情報を使って直観コンサルティングを行っていました。
なんとも、怪しい話ですよね。
でも彼は企業の要人や成功者を
たくさんクライアントとしていたのです。
その方法に興味があったので、
色々、質問して聴いてみました。
彼いわく、
人間は誰でも直観力を持っているそうです。
その力の優劣より、
大切なのは、その力をどう使うか。
当たり前のことですが、いくら直観力があっても
未来は不確定ですから必ずぼやけた部分が出てきます。
彼の場合、そういった部分が極めて少なく、
シャープに中心を突いていくのです。
「どうして、そこまで正確に
直観をキャッチできるのか?」
面白い答えが返ってきました。
大切なのはフォーカス、質問です。
例えば、
明日の野球でどちらのチームが勝つか?
そんな簡単な質問でも、現時点では僕たちには、
未来に向かってどんな物語が展開していくのかわかりません。
たとえ直観力があっても、
この質問では焦点がぼやけてしまうと。
では、彼はどうしたか。
答えは意外にシンプルでした。
それは、今現在の時点で
必ず起こることを決めておくのだそうです。
つまり、○日の○時に、
今(過去)の自分に情報を送ると、決めておく。
そして、その情報を送る未来の自分にアクセスして、
目的の情報を受け取るのだそうです。
すると、彼にとって直観でフォーカスする部分が
「○日○時の自分」というように、とても明確なのです。
なんだか怪しい話になってしまいましたが、
これを聴いて、僕は「なるほど面白いな」と思いました。
面白いと思ったのは、
直感力の使い方ではありません。
彼が時間を空間として観ているからです。
多くの人たちは、自分の存在を、
過去から未来への延長線上を進んでいく
「たった一人」の自分と考えています。
彼の頭の中ではどうやら、
未来の自分と、現在の自分、そして過去の自分は
それぞれ違う人物と考えているようでした。
違う自分が、無数に、同時に存在している、と。
だから、その相手に空間を超えて電話をかけるように、
時間を超えて電話をかければいいのです。
例えば、時間を川の流れのように考えると、
水が流れていくように、
時間も流れ去っていくように見えます。
この川を流れていくと、見える範囲は
今いる場所、そのポイントから見える景色だけ。
でも、本当は、
今まで流れてきた場所、
そして、これから流れていく場所が
消えたわけではありません。
川のどこのポイントも、
今この瞬間にちゃんと存在しています。
この川全体の視点を持つと、
時間を空間に置き換えてイメージすることができます。
この時間の川のことを、タイムラインといい、
このタイムラインのイメージを、
心理療法やNLPなどでも活用することがあります。
僕たちが体験することは、
時間と空間の中で起きています。
そして、時間と空間はまったく違うものではなく、
似たような性質を持っています。
つまり、同じ教室という空間の中で
何人ものクラスメイトが存在しているように、
瞬間、瞬間の自分自身が存在している、ということです。
そう考えると、
自分自身に対する認識が、かなり変わります。
昨日の自分も、明日の自分も、別の人間です。
では、本当の自分自身は誰か。
それは、
今ここにいる自分だけです。
そして、
今の自分が選択していることが全てです。
多くの人たちが目標達成や願望実現について語るとき、
そこには時間のズレが存在しています。
ある時点に目標という旗を立てたら、
今ここから出発して、計画をたてて、良い習慣を作って、
トコトコと歩いていって、
未来の自分が、目標達成というスイッチを入れます。
今現在のダメな自分に変わって、
未来の成長した自分がスイッチを入れるのです。
現在の自分に「否定」のスイッチを入れ、
未来の自分に「肯定」のスイッチを入れるというのです。
でも、これは間違いです。
だから、多くの人が自分に自己否定というムチを打ち、
スイッチに辿り着く前に息切れをしてしまいます。
本当にスイッチを入れているのは、
今ここに存在している自分だけです。
今の自分がスイッチを入れられないものは、
永遠にスイッチを入れないのと同じことです。
暗い部屋の明かりをつけるには
スイッチを押せば、一瞬で実現しますよね。
10年間ずっと暗いままだった部屋と、
1時間だけ暗いままだった部屋と、
明るくなるまでの時間に違いはあるでしょうか?
10倍の時間、暗いままだった部屋は、
明るくなるまでに10倍の時間がかかる?
または、1時間暗かった部屋は
スイッチを入れるまでに1時間待つ必要がある?
違いますよね。
どちらも今スイッチを押せば一瞬で、
観えているもの、すべてが変わります。
そのスイッチは未来の自分が持っているものでも、
過去の自分が持っているものでもなく。
今の自分自身が持っています。
過去がどうだったか?
これからどうなっていくのか?
刹那(せつな)という
今の自分には関連性がありません。
今、この手の内に在るものだけが、
世界のすべてを創り出しています。
過去どれだけ苦労していようとも、
未来にどんな不安があろうとも、
刹那にはあまり興味がありません。
真に興味があるのは、
その手の内にあるスイッチに、
今のあなたがどんな選択をするのか?
その一点だけです。
今日はどんなスイッチを押しますか?























